気持ちの良い風がふく朝に、一陣の通り雨が過ぎて いつもよりも蝉がけたたましく鳴いて
います。さて、今日最初の紹介は参加作家のなかで最年少・宮里志織(沖縄)から。

不思議なサイズ感のコップ形に、エスタンパージュ(転写)
と呼ばれる技法で様々なモノの記憶をスタンプをする事で
模様を作り出して行きます。 釉薬の違いで4種程の表情
を見せてくれています。使い途は飲み物限定なのでしょう
か?茶碗蒸しやプリンなどの、湯煎で作る料理にも使用出
来るかもしれません。

次に、カフェオレボウルの小型版のような絶妙なカタチで
提案されたのは、同じく沖縄から東恩納美架。独特の色使
いのパステル調は、今回も冴えています。このうつわには、
どんな料理が似合うのでしょう。形状から豆ご飯などの飯碗
への転化は容易に想像出来ますが、きんぴら牛蒡のような惣
菜なども、ぜんざいの様におやつ系もマッチする気がします。

3人目は三重県の中田 篤、2タイプの猪口?で参加です。
写真のタイプは SOGI のシリーズです。メタリックな仕上げ
は冷たいシャーベットや、マンゴーなどのフルーツに似合う
様に思います。彼は、今年9月に 陶・よかりよで3年ぶり
3度目の個展を開催してくれます。 今回は、ちょこっと
予告編といった感じでしょうか。