毎日更新中の「蕎麦猪口考」の作品紹介も、昨日で一通り終了しましたので 今日は今展の
内容について(遅ればせながら)書かせて頂きます。案内状でも紹介の通り、沖縄県に於い
ては和蕎麦(日本蕎麦)を日常に食する習慣がありません。ですから、冷たい蕎麦の付け
器である蕎麦猪口という うつわ には、馴染みがありません。しかし、近年 県外では この
蕎麦猪口を,あらゆる場面で活躍する「万能器」として扱っています。本来の使用用途とは
違った場面への転用を「見立て」と言い、器好きの間では うつわの愉しみ方として定着し
ております。今展会場の入り口近くの壁に、こういった見立てへの想像力の導入になれば
・・・と思って「お品書き」を書かせていただきました。 来店のお客様にも楽しんで
頂いております。