壺屋の窯道具 。
今の世の中で、工芸はどうあるべきか? ちょっと堅い話ですが、お話しさせていただき
ます。世間では効率的で「便利」な製品がもてはやされておりますが、工芸の現場として
どのように対応したら良いのでしょうか? 時代のニーズを的確につかんで、世の流れに
あったデザインや使い易さを考えて行く、というのも一つの方向性なのかもしれませんが
それは産業的な考え方だと思うのです。時代の風潮によって制作を進めるという動きとは
別に、モノツクリの衝動が押し進める表現の仕事もあって、それがその時代の空気感を作
り出す事を目指すという動きもあって良いと思うのです。
PRAY