出張中の 陶・よかりよ です。
(さて、昨日の続きです。)
齢14歳の よかりよ少年は絶望の縁を彷徨い、食も細る一方です。大阪万博へ行く事の
叶わない哀しみに日々泣き暮らします。その姿が余りにも切なく見えたのでしょう、父が
「おいっ、付いて来い。」と僕を外へ連れ出します。ふて腐れた顔で後に従うよかりよ少年
電車に乗って、着いたのは上野国立博物館でした。入口に掛った看板には「東洋陶磁展」と
書かれています。陶器?「えぇ〜っ、なんでぇ〜。」よりによって陶器?14歳の少年には
ちと渋過ぎる内容です。「どうせ茶碗とか、皿とかが並んでるだけでしょ〜う。」と口を
尖らせながら父の後に付いて会場の入口をくぐります。そこで最初に眼に飛び込んできたの
は、、、、、、、、、、。 ら、ラクダ 駱駝? 何????
吃驚仰天の展開です。その後は、奇妙奇天烈な壺や、大きな皿に見た事もない絵が描かれ
ていたり、当然と言えば当たり前のコトですが、自宅で使っている食器のような陶器では
なく、見た事も無いような ”妙 ”で美しい陶器だらけでありました。三重の塔やら、足の
付いた皿や、色絵狛犬、須恵器、耳付きの壺、三彩馬、まぁ次から次へと様々な陶器たちが
眼の前に現れます。色、カタチ、装飾のあまりの自由さに眼が眩むようです。出口近くの
売店で売られていた図録を強請って買ってもらい、再び入口まで戻り気に入った陶器がどの
美術館所蔵であるとか、何処の国のものであるとか、鉛筆で書き込みながら会場を再度巡回
して愉しんだ事を 昨日のように鮮明に覚えております。
不思議なもので、観ることの叶わなかった万博の代わりに連れて行かれた展覧会が僕の
中の「面白がり」のスイッチを入れたのかもしれません。こうして この後、年の割りには
渋い趣味を持った 若き よかりよ が歩き始めるのでした。
*)2日にわたり、長文にお付き合い下さった皆様、本当にありがとうございます。
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2015年 〜2016年・この先のよかりよ
*)
赤字はお休み、
青字は通常営業日、
緑字は展開催。
水色は、早仕舞い・変則的営業を表します。
12月の陶 ♢ よかりよ
日 月 火 水 木 金 土
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*)12/8(火)〜14(月)までは、出張の為 おやすみをいただきます。
**)15日(火)からは休みなく営業致します。通常営業は27日(日)まで
とさせて戴きます。28日(月)夕方までの営業で、その後は店内大掃除を致します。
2016年1月の陶 ♢ よかりよ
日 月 火 水 木 金 土
1 2
3 4 5 6 7 8 9
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17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
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*)1/2(金)〜12日(火)は、
小泊 良 展「 A F R I K A 」を開催致します。
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陶・よかりよ の H P アドレスを変更致しました。何卒、宜しくお願い致します。
新 H P アドレスは
http://yokariyo.com/ です。
新メールアドレスは、
tou@yokariyo.com となりました。
PRAY