一棚展の会期さなかではありますが、、、「 K I N O 」Kim Hono 展
2018年4月13日(金)〜22日(日)10:00〜19:00 / 会期中無休 @ 陶・よかりよ 那覇市壺屋1−4−4 ☎ 098−867−6576
昨秋「キム ホノが猫を飼い始めた。」と聞き、僕は耳を疑った 。
以前に犬を飼っていた事も知っていたし、どう考えてもキム ホノと猫は
結びつかなかった。そして冬、訪れたキム宅には黒い毛並みの雌の猫が
いた。キム宅の中を、自由自在に動き廻る彼女は、ずっと以前からそこに
居たかのようだった。キム ホノに名前を訊ねると「 k i n o 」と言う。
意味は?と重ね訊ねたら「動く者」だと答える。実にキムさんらしい名付
けだ。キム ホノ の作る作品は、オブジェにしろ食器にしろ命を持つ生き
物のようである。 陶 ◇ よかりよ へいらっしゃるお客さんからも「キム
さんの作品は夜になると動き出して、食器戸棚から飛び出て来そうね。」
といった感想を聞く事がよくある。2018年、キム ホノ還暦の春の展へ
向け「生き生きとした動くモノ」を制作依頼した。
タイトルは「 K i n o 」、さてどんな うつわ達を見せてくれるのだろう。
*)語源を辿るとギリシャ語の k i n e i n(動く) k i n m a(動き)、
ドイツやポーランド圏では k i n o (映画)、英語の c i n e m a ( s t i l l
「動かない」の対語)に当たります。
PRAY