いよいよ今週末からは「 発 掘 」キム ホノ 展準備のためにお休みに入ります。
この企画は2015年に陶 ♢ よかりよで開催のキム ホノ「 POLEN 〜花粉〜 」の折に
キム さんとの会話の中で、その制作姿勢と所蔵作品について語った事が発端になります。
展毎にテーマを求めての制作は他所への作品の流用は行い難く、月日と共に所蔵作品の
累積は溜まる一方です。取引きのギャラリーが来訪の折に少しずつは仕入れとして買取る
にしても、全てが捌けてゆく訳には参りません。その冬にキム アトリエを訪れ実況見分に
及んだ僕は、そのとてつも無い量の累積に唖然とします。「こりゃ、独りじゃ無理だ!」
翌年の1月に友人達を募って本格的に「発掘」は始まります。とても一度で片付く物量では
ありません。3月に2回目の「発掘」合宿を招集し、なんとか整理もついた頃に「仕舞うだ
けでは意味がない!コレを観せてゆかなくては。」という想いが頭をもたげて来ました。
そこからモノ選びが始まります。5月・9月とキム アトリエに通い10月「キム ホノ 式」
という企画を行いました。壷屋焼物博物館さんにも協力を願い同時期開催「風を感じて」
も行いました。さて、その後はキムさんが40代まで使用していた以前のアトリエも発掘
を行い、更に物量も増えて行きます。これは自分達だけで小出しに観て頂く展を繰り返し
ても「創り出すスピードには追いつけない。」と気付き3年後の2020年秋に全国に
居られるキムさんとお付き合いのあるギャラリーさん達に協力を願っての「キム ホノ
ジャンボリー」という(お集まりの方々に少しずつでも買取願う)イベントを行いました。
今回の「 発 掘 」キム ホノ 展もそこで選んできた300点ほどで主に構成されています。
新作展であれば、さほど悩まずとも作品の良さを引き立てるレイアウトを考えれば良いの
ですが、自らのチョイスで集めて来た一点物ばかりを前期・後期と日程二分してお魅せ
して行く、という事に結構なプレッシャーを感じています。
展準備の為、この先の営業日程に大きく変更があります。
展前後の営業日程を、色分けで分かり易く表してみましょう。
日 月 火 水 木 金 土
11/8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 12/1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
*)青数字は営業日、赤数字は定休日、オレンジ数字は準備期間
緑数字は展前期日程、濃緑数字は展後期日程、となります。