『 色 放 つ 時 の カ ケ ラ 』
4月20日(金)からの中野和馬個展のDM撮影が終わり、サブタイトルを、
『 色 放 つ 時 の カ ケ ラ 』に決定いたしました。
中野 和馬 略歴
1966年 静岡県金谷町に生まれる。
1992年 独学にて 陶芸を始める。
1993年 デンマークに渡る。
オーフス・アート スクールで陶芸を学ぶ。
1994年 帰国
1995年 独立
「時を刻む器」
「時間を表現したい。」と中野さんは、おっしゃいます。
彼の仕事は、成形されたうつわの肌に様々な工具や、自作の道具などのおおよそ
陶芸とは結び付かない物までも使って傷を付け線を引いて行きます。この工程こそ
が、中野さんの「時を刻む」作業なのでしょう。そして、独特のスリップ(化粧
土)技法によって施された「時のカケラ」の表情が生まれて行くのです。
「色放つ器」
色彩感覚においても独特の才能を発揮する中野さんに、今展においては、
「沖縄の強烈な光線下で映える色を・・・」と、リクエストしました。自身の
生み出す作品が若夏の沖縄で、どの様な色彩を放つのか、一番楽しみにしている
のは中野さん本人なのかもしれません。
art・craft「よかりよ」